2006/12/05

QuickReport Standard

第三回 DevCamp も終わり、ちょっと更新できるかなと考えていたのですが
中々更新できずにすみません。そして参加して頂いた方、有難うございまし
た。ここで利用された資料は、後ほど BDN でダウンロードできるようにな
る予定ですので、もう少々お待ちください。

今日は、その DevCamp で「予定である」と発表させて頂いた QuickReport
Standard for BDS2006 の続報です。

この QuickReport Standard ですが、Delphi for Win32 パーソナリティ用
のみですが正式にダウンロードして頂けるようになりました。

http://www.borland.com/downloads/registered/download_bds.html

で、登録ユーザー様向けの「FREE 3rd Party Tools for BDS 2006 and
Turbos」のリンクからダウンロードページへ行くことが出来ます。

スペックは現状で

・QuickReport 4.06 ベース
・英語版での提供(ドキュメントも)
・ソースコード無し
・Delphi for Win32 パーソナリティ用のみ

で、提供されるコンポーネントは

・TQuickRep
・TQuickAbstractRep
・TQRSubDetail
・TQRLoopBand
・TQRStringsBand
・TQRBand
・TQRChildBand
・TQRGroup
・TQRLabel
・TQRDBText
・TQRExpr
・TQRSysData
・TQRMemo
・TQRExprMemo
・TQRRichText
・TQRRichText
・TQRDBRichText
・TQRShape
・TQRImage
・TQRDBImage
・TQRCompositeReport
・TQRPreview
・TQRTextFilter
・TQRCSVFilter

となります。インストールは、ダウンロードした ZIP ファイルを解凍し、
インストーラ本体(QR4StdD2006W32.EXE )を実行してファイルをインス
トール後、IDEにパッケージを追加します。

デフォルトのインストールパスは、

C:\Program Files\Borland\BDS\4.0\QRStandard

ですのでそれを前提に話をしますと

・BDS2006を起動し「コンポーネント|パッケージのインストール」メ
ニューで設計時パッケージを「追加」。

C:\Program Files\Borland\BDS\4.0\QRStandard\QR4StdDesD2006.bpl

・「プロジェクト|デフォルトオプション|Delphi for Win32」で表示さ
れるデフォルトプロジェクトオプションダイアログの
「ディレクトリ/条件|検索パス」に

C:\Program Files\Borland\BDS\4.0\QRStandard

を追加
#プロジェクトが開いている場合、それを閉じてから作業してください。

・ヘルプは単体の chm ファイルで提供されますので、簡単に利用する
方法はメニューのツールに追加してしまう方法だと思います。

具体的には「ツール|ツールの設定」で「追加」ボタンを押し、

タイトル : QuickReport HELP ファイル
プログラム: C:\WINDOWS\hh.exe
実行時引数: "C:\Program Files\Borland\BDS\4.0\QRStandard\DOCS\QuickReport_Help.chm"

を設定してください。

実際には Delphi 2006 パーソナリティ用のみの提供、ソースコード
も付いていませんが、過去、Delphi により QuickReport を利用した
コードの資産が問題の為、BDS2006 へ移行できなかった場合などでは
有効に利用いただけると思います。

また、プロジェクトの移行やソースの互換を確かめる場合、当たり前
ですがバックアップを取ってから作業してください。

急いで書いたので、間違い等ありましたらコメントで頂けると助かり
ます。

では。

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